写真的記憶法

写真的記憶法とは?

写真的記憶法とはなんだろうと聞きなれない方もいるかもしれません。記憶術にはいろいろな方法があります。イメージ記憶法や場所法記憶法、メモリーツリー記憶法などです。写真的記憶法とはイメージ記憶法とよく似ていて、暗記したい対象を写真にうつし鮮明な映像で覚えていく方法です。記憶術の王道ともいえる方法ですが写真を使用するところが今っぽいといえるでしょう。最近はスマホやデジカメなど簡単に映してその場でうつした画像を見ることが出来ますから、そうした方法でいつでも簡単に暗記したい対象を移してそれを暗記していきます。視覚から入ってくる情報というのはとても強烈で記憶に残るため効果的な記憶法であるといえます。

強い印象としての効果は少ない

たしかに視覚から入ってきた情報は印象に強く残りますが、勉強の暗記に使うものとなるとさほどビックリするような写真はないでしょう。多くの学生は表や系図などを写真に写して覚えるようです。これにはある程度の効果があり、いつもその写真を見ていれば「左から何番目のあそこにあった!」など思い出すきっかけとなります。ただ強い印象としての効果は少ないので、いつも見ていなくてはいけないという精神的なストレスはあるかもしれません。例えばスーパーに買い物に行った主婦が目に入ったすべての品物の金額を覚えて後で言い当てることが出来るといったことがありますが、そのような特殊な能力がないかぎり一度見ただけで覚えられる人はいないでしょう。長期的記憶に残るような仕方で写真的記憶法を用いるためには、いつも眺めていなくてはいけないかもしれません。ただイメージ記憶法が苦手という人には、イメージする必要が無いので向いている記憶法といえます。

ほかの記憶方法の補助としてなら

教材としては世界地図や年表、理科の実験写真、漢字表や英単語表などでしょう。それらを目につく場所に張り付けておくことでその映像が目を通して脳にインプットされます。トイレのドアや部屋の壁、透明なテーブルクロスの中など、とにかく目につきやすいところならどこでも張ることが出来ます。少しでも多く視界に入ることが重要です。才能がある人は別ですが、一般的に考えるとこれだけでは記憶に残すのには甘いかもしれません。書いて覚えたり、実際に発音したりなどほかの記憶方法の補助として実践すればさらに効果が期待できます。
写真的記憶法は写真を見ただけで覚えるという記憶法です。才能がある人にはよい方法ですが現実には一度見ただけで覚えるのは難しいでしょう。ですがどうしても思い出せないという時に、もしその対象が移っている写真をいつも見ていたら、パッと思い出せることがるかもしれないので効果はあるといえます。記憶の補助に使ってみるのはいかがですか?