イメージ記憶法

イメージ記憶法とは?

膨大な量の情報を一度にすばやく暗記するための効果的な方法がイメージ記憶法です。記憶術について書かれた本を見ると「イメージ化」というキーワードが良く出てきます。イメージ化というのは、覚えたい単語や項目にそれぞれイメージ画像を付けることです。たとえば「リンゴ」というキーワードならすぐに思い出すことが出来ます。ですがそこに、そのほかの情報が一つ二つと増えていくと「なんだったかな?」と思い出せなくなってきます。覚えなくてはいけない情報は理科や歴史、英単語などさまざまなジャンルだったりすると余計に覚える項目が増えていき暗記が追い付かなくなってくるのです。ですがその単語一つ一つのイメージを具体的に思い描くことで記憶に定着しやすくなります。これは脳のシステムに基づいています。脳には様々な部位があるので一つの場所で覚えておくよりもいろんな部位で覚えていた方が思い出しやすいのです。キーワードに関しては左脳記憶が刺激され、イメージにすると右脳記憶が刺激されます。このように別々の場所で記憶することで暗記が飛躍的に進みます。

パッと思いついたものをイメージする

この時どんなイメージを使うかというのポイントになります。ジーと考え込んでると記憶に残りにくいです。また思いつきにくいということは、思い出しにくいということです。ですからイメージは感じたままのものを使用しましょう。パッと思いついたものをそのまま残し、これは・・と変える必要はありません。それが思い出すのに一番早いイメージだということです。暗記しなくてはいけないものの内容がいまいち理解できない時でも、自分なりの意味づけをしてイメージします。このときのイメージを生かしてくれるのが場所法です。

場所法も有効

場所法は記憶術の中でも一番効果があると言われています。場所法とは暗記したいものを空想でも現実でもある場所に配置して覚える方法です。例えば覚えたい項目を実際の通学ルートや通勤ルートの特定の場所に想像上で配置していく、部屋の中を想像してテーブルの上にこれ、箪笥の上にコレと配置してみるのです。そうするとそれがイメージとして脳に記憶されるので、テーブルを想像した時に配置した暗記したいものも一緒に思い出されます。このように簡単にすぐに思い浮かぶものを使って暗記したいものをイメージすることで、その情報が脳に定着し思い起こしやすくなります。この方法は特に意味のない数字や抽象的なものを暗記するときに役立ちます。

イメージ記憶法とは暗記したいものをイメージ化して記憶する方法です。ただイメージするだけでなく想像上の特定の場所にそれを配置することでより素早く思い出すことが出来ます。この方法で今まで覚えられなかったものがすんなりと記憶できたという人もいますので試してみてください。