イメージ記憶を高めるコツ

イメージ化は記憶力アップに効果的

記憶だけに限らず、脳の持っている潜在能力を最大限高める鍵はイメージを頭に描く能力と言われています。科学者やトップ経営者もそうですが、トップアスリートたちもイメージ化する能力が秀でているそうです。なぜイメージすることは脳のもっている潜在能力を高めることにつながるのでしょう?その一つの理由と言われているのが、NLP(神経言語プログラミング)で「脳は現実とイメージを区別できない」とされている点です。これが正しいなら、イメージしたことは実際に体験したのと同様に脳にインプットされるということになります。つまりイメージをすることでしっかりと記憶することが出来るという結論になります。

イメージ記憶とは

イメージ記憶とは、知識や情報を文章としてではなくイメージで記憶することです。現在すすめられている暗記法や記憶術の多くはイメージ記憶です。その理由は簡単です。イメージした方が記憶に残りやすいからです。ただ文面で覚えるよりも想像力を働かせることで記憶に残りやすくなります。たとえば行ってみたい国や場所の写真や集めてそこを旅行している気分でイメージしてみましょう。そこに着くまでの交通機関や、宿泊先の様子、街の様子や有名な建物を見た時の感動、料理の味や、気候なども想像します。そのようにして実際に訪れたかのような印象を脳に与えることで記憶に深く刻むことができます。地理や歴史などの勉強をしている時に無理なく覚えることが出来ます。また覚えにくい英単語を暗記するときには、ストーリーを作って覚えることが出来ます。例えば「机」「リンゴ」「お皿」という単語があれば、「リンゴをかわいいお皿に並べて机に置いた」などなんでもよいのでイメージできます。リンゴの臭いやお皿の柄なども一緒に想像することでより記憶が忘れにくくなります。この方法の方が単体で覚えるよりも関連付けて思い出すことが出来ます。

イメージ力をアップさせる

人は無意識で日常でイメージ力を使っていますが、いざ何かを想像しようと思うと思い浮かばないということがあります。勉強をするときというのは文字や数字などばかりを見ているので単調で退屈でイメージなどしにくいのも当然です。ですから記憶に残らず思い出しにくいのです。大切なのはその文字や文章をイメージに換えるということです。例えば「渋谷」という文字を見た時に何をイメージしますか?スクランブル交差点やハチ公、109などでしょうか?イメージ力を高めるために、動物や植物などを想像し、それを各部位に分解してみたりいろんな角度から見たりしたものを思い描くことなどもできます。日ごろからイメージ力をアップさせておけば勉強に役立ちます。

退屈な文面をそのまま覚えようとするよりも、実際に体験したかのようにイメージすることで脳が記憶しやすくなります。覚えにくい単語は今覚えているものを全部使ってストリーなどにするとまとめて全部覚えることが出来き忘れにくくなります。