体温や気持ちの高ぶりも暗記に必要

感情と記憶力の関係

感情と記憶はとても深い関係にあります。感情が伴った記憶は長く、はっきりと覚えています。この仕組みを利用すると効率よく暗記できる可能性もあります。感情を生み出しているのは脳の中の「偏桃体」とよばれる部分です。感情は脳に強い刺激を与え、何年たってもその感情を鮮明に覚えています。歴代の重大な事件のニュースなどを聞いたリ見たりしたときにその衝撃が脳にインプットされて、何かのことをきかっけにして思い出されます。ということは何か覚えたいことがある時にわざと強い感情を引き出せばよいのでは!?ということになります。ですが感情をコントロールするのは本人の意志でも難しいのでそううまくいくのか?と思えます。そこを逆手にとるのです。簡単に引き出せないからこそ記憶に残りやすいといえます。

体温と記憶力の関係

脳の働きは血流に左右されると言われます。脳の血行が良いほど集中力や記憶力がアップします。体温が上がることで血流はよくなるので運動や食事によって体温をあげると脳の働きを活性化できると言われています。頭がボーっとしている時に何かを覚えようとしてもうまくいきませんね。さらに脳の働きが低下している時というのは記憶したことを思い出しにくくなります。ですから暗記の勉強をする時や試験の時にはなるべく体温を上げた方が脳が活発に働きます。朝食を食べると体温がアップするため、学生は朝食を必ず食べるようにすすめられます。アメリカで行われた実験で朝食を食べた人と、食べてない人の間でテストの成績を比較したところ、食べた人の方が短時間で回答することができ成績もよかったようです。起床した時の脳はエネルギー不足になった状態です。朝食を取って栄養を脳に補給することで脳が活性化します。鰹節をいれたお味噌汁は体も温まり、脳を活性化させるDHAも含まれているのでおススメです。

まとめ

実際の勉強で感情を入れることは難しいかもしれません。例えば歴史を学んでいるならその時代に実際住んでいたらという観点で勉強してみると記憶に残りやすいかもしれません。人物名と出来事を結び付けてこの時どんな感情だっただろうと想像することでより記憶にインプットしやすくなります。英語や国語などを勉強するときも文章を感情をこめて朗読すると単語や漢字などが思い出しやすくなります。そんな風に楽しく学んでみてください。勉強中は温かいものを飲んだりして脳を活性化することも効果があります。覚えなくてはいけないことはたくさんありますが、毎日コツコツ行うことで記憶しやすくなり勉強が楽しくなるかもしれません。