真似絵すると記憶力がアップする

記憶はあるのに思い出せない!なんて思いは誰でもしていると思います。少しでも記憶力をアップさせるために絵を描くことが有効と言われています。

絵を描くことで記憶力はアップする

最近の研究結果で人は文字で記録するよりも絵に描いた方が物覚えがよくなるということが分かりました。ですから記憶を思い出すのに助けの必要な人は絵を描いてみると良いかもしれません。その実験では、被験者たちにさまざまなものを絵に描くか、文字で記録するように指示しました。結果被験者たちは文字で記録した時よりも、絵にあがいたときの方が対象物をよく思い出せました。行われた一つの実験で被験者たちはさまざまな言葉を含んだいくつかの異なった課題が与えられました。「書き留める」「絵にかく」「イメージする」「リストに書く」などして覚えるように指示されました。その結果被験者たちは絵に描いた言葉をより覚えている傾向がありました。この結果を踏まえてToDoリストを絵にすることでその日のすべきことを覚えておくことが出来るとされています。

記憶力アップ以外にもさまざまな効果

絵を描く時には右脳が刺激され感性が高まります。そのため、記憶力をアップさせるだけでなく様々な効果もあります。

①創造性が身に付く
絵を描くということにはイメージすることが必要となるためいろんな発想ができるようになります。いろんな方向から物事を考えたり、何かを作り出す能力がクレンされます。

②コミュニケーションスキルが上がる
絵や図に描くことで、自分の言いたいことや考えていることが他人に伝わりやすくなります。自分の言いたいことが伝わらない時に図で描くことで伝わることがあります。手紙などにその人が書いた絵から人柄が伝わってくる時もありますね。

③問題解決能力のアップ
絵や図に描くことで問題の内容を理解するようになり解決するのが容易になります。

④ストレスの軽減になる
絵を描いている時というのは夢中になり自分だけの世界に入れます。嫌なことや悩みなども忘れて絵を描いている時はストレスから解放されます。

⑤ポジティブ思考になる
自分の好きな絵を描いている時にはネガティブな感情が薄れます。物事を前向きに考えられるようになります。

イメージを絵に起こす

記憶するときにイメージ化をすることが役に立つと言われていますが、これはどのくらい鮮明なイメージを描けるかにもかかっています。イメージを鮮明にするというためにも実際にイメージした内容を絵に描くことは役立ちます。中には覚えたいことをマンガにするという人もいます。絵が上手かどうかは関係ありません。とにかく頭の中にあるものを紙に起こすというということが大切です。

覚えたいことを絵で描くと記憶に残りやすいという研究結果がでています。絵を描くことは記憶力アップだけでなく他の面でも有効です。